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2005年10月31日 (月)

「談志の遺言」と1977年のつかこうへい録画ビデオ

10月31日(月)

 晦日が月曜日っていうのは妙な感じだ。
 今日はTBSラジオ「談志の遺言2005」の収録日なんで
 ありますが、家での用があって、収録開始と入れ替わりに帰宅。
 今日の収録は11月17日放送分で、ネタとしては「東西論」
 (東京と大阪の比較論)、ベニーグッドマンの「シング・シング・シング」、
 人物伝は石原裕次郎。
 立ち会いは高橋洋二さんにお任せしました。

 追記・この日の収録は、投稿ネタのレベルが低く、談志家元、
    不機嫌になってしまったそう。収録日と放送日の関係で、
    ネタの集まりが悪いという原因があるのだがなんとかしなくては。
    (収録が先行しているので、呼び込みがリスナーに届いていない)
 
 
 柳家喬太郎さんにあげるので、つかこうへいの1978年と77年の芝居を
 DVDにダビングする。久しぶりに観たけど、面白い。
 ひとつはNHK教育で放送された「戦争で死ねなかったお父さんのために」。
 NHKスタジオでの上演。(テレビ版の改訂台本・演出)
 もうひとつは東京12チャンネル放送の「出発」。田中邦衛客演。
 風間、平田、加藤、根岸、みんな20代で若い若い。
 この録画は森卓也さんに頂いたもので、VHS以前のUマチック機で録画
 した貴重なもの。喬太郎さんはつかファンなんだって。わかるなあ。
 彼の落語と通じる部分がある。

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2005年10月30日 (日)

山本会別会へ

10月30日(日)山本会別会

13時半、今日も国立能楽堂。「山本会別会」。


番組は

一、狂言   素袍落  山本則俊  則秀  東次郎
一、狂言   花子   山本泰太郎  山本則直
一、狂言   政頼   山本東次郎  山本則重

他に小舞、「鵜の鳥」山本凛太郎 「菓争い」則重 則秀 ほか。

「政頼」を初めて観る。
地獄の鷹狩りの曲。善知鳥のパロディーのようでもある。
東次郎の放った鷹が白州に落ちるというハプニングもあったが、
その乱れも含めて禍々しい面白さがある。

また則直ほかの地謡もサクサク進んで楽しい。
山本の謡は、とにかく劇を推進させることが最重要事項で、ほかの
家のようにもったいをつけるということが全くない。
その一方で、則直が後見に出ての謡のカエシ、これが伸びやかで
繊細でいい。荒涼たる地獄の道行きが見えるような、たったひと言の
カエシ。(能と違って狂言のカエシは後見が最期の一句を謡うだけ)
今回、収穫があったのは、則俊の謡・台詞が則直風に、つまり太く
なっていたこと。

「花子」は重々しくて。これは山本家に限らず、もう、どこでも。

知人のKさんと一緒に観たが、Kさん(茂山ファン)にはこの会、
どう見えただろうなあ。

夜、妻、息子と谷津のお好み焼き屋へ行く。

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2005年10月29日 (土)

国立能楽堂 近藤乾之助「鷺」

10月29日 国立能楽堂「特別公演」


13時 国立能楽堂。

番組は 

一、能(観世流)「仏原」シテ浅見真州、ワキ森 常好、アイ野口隆行、地頭山本順之
一、狂言(和泉流)「柱杖」シテ野村小三郎、アド松田高義、奥津健太郎
一、能(宝生流)「鷺」シテ近藤乾之助、子方近藤颯一郎、ワキ宝生閑、アイ野村又三郎

という豪華版。

 乾之助・閑の顔合わせによる「鷺」が観たかった。国立能楽堂で発売の切符が売り切れだったため「近藤乾之助 謡う心 舞う心」の著者、 Fさんに手配して頂き、観ることが出来ました。多謝。

 「仏原」。加賀に残る仏の原伝説を能にしたもの。浅見真州の姿は引き締まって美しい。また常好らのワキの謡が優しい。夜の気配が濃厚。

 「鷺」という曲は子供か老人でなくては舞うことが許されないというが、なるほどと思った。 古稀を越えた乾之助にしてもまだ人間の気配が濃いのである。
鷺はワキの曲でもある。(昨年の宝生閑古稀記念のときに出したのも「鷺」だったが、今回も下掛かり宝生流の主要メンバーが大挙出演) 宝生閑以下の同吟が非常に祝祭性が高く堪能させられた。その理由はどこにあるのだろう。シテがしばしば神体を演じるのと違って、 ワキはこの曲を含め、ほとんどの場合、人間の役を演じる。人間の立場から、何かを祝う、奉納し、祈るのである。祝いとしての鷺取り。 宝生閑の謡には、現代から失われつつある、ささげものとしての祝いの言葉が感じられた。

 余談だが、落語の「鷺取り」にはこの謡曲の影響があるかもしれない。
 その点から考えてこの噺を再考することも可能だろう。

 終演後、浅草へ。妻、息子と合流する予定だったが、息子の昼寝が長引き、来ないことに。一人で飲んでぶらぶらする。独身時代のよう。

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2005年10月28日 (金)

「談志の遺言2005」収録と新橋演舞場「囃子の会」

午後1時50分、新橋演舞場。
亀井忠雄・田中佐太郎主催「囃子の会」へ。

ロビーで葛西聖司さんとすれ違う。
「よく買えたねえ。さすが」なんて言われてしまいました。

午後2時開演。

番組は↓


『囃子の会』 新橋演舞場 


一調  『屋島』 野村萬斎   亀井広忠

舞踊  『賤機帯』  中村富十郎 中村勘太郎  田中佐太郎 他 田中社中

半能  『井筒』  梅若六郎  
          笛:一噌幸弘 小鼓:大倉源次郎 大鼓:亀井忠雄

舞踊  『松竹梅』  坂東玉三郎  田中佐太郎 ほか 田中社中

半能  『石橋』  観世清和 観世銕之丞 
    笛:一噌幸弘 小鼓:幸清次郎 大鼓:亀井忠雄 太鼓:三島元太郎

 

それぞれ面白かった。
萬斎はシテ方の謡で「屋島」のキリ。おそらく観世流かな。
それが狂言方らしい発声になっていて楽しめた。広忠の大鼓もいい。
「賤機帯」は素踊りで、富十郎がいい。
この人の踊りは(先日の「船弁慶」もそうだったが)能的な体質が強いと
思う。いちど、マジで能を舞ったらさぞかし面白いのではと想像する。
「賤機帯」は謡曲だねではないが、「隅田川」や「花月」などの影響下に
あるような作品である。
「井筒」は囃子方、ワキの出から見せる、いわゆる「半能」。
「石橋」のほうは、幕が上がると、囃子方すべて着席しているという劇場式演出。
ワキも無し。(ワキ無しの石橋が成立するか? これは宿題である)
石橋の地謡に梅若六郎が廻り、見応え,聞き応えがあった。
(ひるがえって、六郎がシテを勤めた「井筒」の地謡はやや弱かった)
また屏風や竹を配した美術も面白かった。

終演4時40分。三階からだがとても見やすく堪能させられた。
客はほとんど女性でした。NHKが収録していたから後日放送するでしょう。

 

そのあと、伊東屋で手帖とインクの替えを買って、銀座線・溜池山王。
TBSへ行くのに、なにも赤坂駅を使わなくても、溜池山王からでも
五分とかからないことを最近発見し、よく下車しています。


TBS。19時より「談志の遺言2005」11月10日放送分を収録。

今夜の内容は「料理噺」「ジミー時田さんの思い出」あと
映画音楽をかけたり。
かなり長時間にわたったので編集でおさまるようにするか
一部コーナーをストックにするかも。 (そのへんはKディレクターの思案のしどころで)


この日の収録は事件があった!

金曜日の20時~21時、TBSは「ブジオ」という番組の
生放送なのだが、今夜のテーマが「快楽亭ブラック問題」。

先週ゲストのブラックさんが収録後、心筋梗塞で倒れ、
TBSから救急車で運ばれて緊急入院→緊急手術をした
その顛末を語るということらしい。

パーソナリティが唐沢俊一さんで、ゲストがブラックさんの
元兄弟弟子の立川談之助さん。

その情報をつかんだわれわれ「談志の遺言チーム」は
予告無しに、生放送のスタジオに乱入する計画をたて、
20時25分頃、スタジオを移動し、みごと談志師匠が乱入。

(このときの談志師匠の動き早かったねえ。スタッフが乱入を
 持ちかける前に、さっと歩き出していたからね)

災難なのは談之助さんで生放送中に軽くフリーズしていた。

談志師匠も「ブラック死んだ?」とかっいって飛ばしまくり
内容的には面白かった。

「ブジオ」関係者の皆さんも喜んでくださった(と思う)。

放送後、唐沢さんや談之助さん、ブジオのほうのプロデューサー
さんなんかとTBS前の豚しゃぶ屋で打ち上げも
してしまいました。

一時前に帰宅。眠い。

ブジオ http://tbs954.cocolog-nifty.com/bujio/cat4529849/index.html
(乱入のレポートあり)

唐沢俊一 http://www.tobunken.com/

立川談之助 http://www5f.biglobe.ne.jp/~dannosuke/

快楽亭ブラック http://kairakuteiblack.blog19.fc2.com/

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2005年10月27日 (木)

米朝・吉朝の会

 午後2時半の新幹線「のぞみ」で大阪へ「米朝・吉朝の会」を
聴きに行く。日帰りで大阪へ、それも落語の会というのは初めて
だが、この会だけはどうしても聴いておきたかった。

 八十歳を迎える米朝と、病床から高座に戻った吉朝の二人会。
 番組を記しておく。

 「米朝・吉朝の会」 大阪・国立文楽劇場 午後6時半開演

 一、桂佐ん吉 「道具屋」
 一、桂雀松  「代り目」 (吉朝「ふぐ鍋」を変更)
 一、桂米朝  「狸の賽」
     中入り
 一、桂吉朝  「弱法師」(初演)


 吉朝の「弱法師」が凄まじい芸だった。
 本来、中入り前にも一席演じるはずだったが体調不良で雀松が
代演。「弱法師」だけをぎりぎりの体力で演じきった。
 吉朝は八月に聴いたときより、いっそうやせ細り、顔は白く、
傍目にもつらそうであった。
 その代わり、語り口にはいっさいのあて込みも気取りもなく、
これだけ語り手の地金を見せた落語はほかに思いつかない。
(強いて言えば最晩年の柳家小さんがそうだった)
 例えば父親が茶を飲むシーン。吉朝は、もはやお茶を飲む
仕草も省略し、湯飲みをつかんだ形をするだけでそれを示す。
 父親の息子への叱責は、むしろ静けさを感じさせる。
 物売りの声だけを静かに連ねて時間経過を示す。
 落語と静寂がこれほど同居したことは無いだろうと思わせ、
またこれが、実は落語の本質であることを教えてくれる。
 「弱法師」は謡曲のパロディーとして成立した噺である。
 ここでは「泣き」すら必要とされていない。ひたすら静かな
吉朝の語り口が、中世以来の古い物語を現代劇として提示し得た
のである。
 一人の噺家が命と引き替えの芸を見せた。一生の財産である。

bunraku..

 ◇ 国立文楽劇場のロビーには三番叟がいた。

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2005年10月26日 (水)

爆笑問題・小林信彦 対談を聴く

 午後3時半、中野の某テレビスタジオ。
 放送作家の知人、高橋洋二さんに仲介して頂いて、
爆笑問題「爆笑問題のススメ」(STV~NTV)の収録を見学。


koba..

 なぜ中野まで出かけたか? この日の番組ゲストが
小林信彦氏であったからである。
 小林信彦・爆笑問題の顔合わせというのはスゴイ。


    テーマとしては小林氏の最新作「東京少年」に関係した「戦時下の日本」。
 収録は90分以上にのぼった。
 放送枠は30分しかないというが、この全長版をDVD
にして売ったら良いと思うほどの内容だった。
 爆笑問題の太田さんはほとんどマジの「言論人」になっていた。
(最近はTBSラジオでもこのスタンスだ)「いま、日本は
戦時下なのです」と言われても真鍋かおりはキョトンとしていた。
 
 小林信彦氏の時代把握とその思考にライブという形で触れられたのは
最高の贅沢だった。

 http://www.stv.ne.jp/tv/susume/index.html

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2005年10月25日 (火)

「明石家さんまコントライブ」行きたい人?

「明石家さんまコントライブ」
10月29日(土)19時から。恵比寿ガーデンホール。
http://www.gardenplace.co.jp/hall/event/

これのチケットが1枚有ります。
自分でとったのですが、前後のスケジュールが慌ただしいので
行くのやめようかと思っています。
定価で買ってくれる人がいたら譲ります。
定価5775円。

けっこう面白いのではないかと思います。
行きたい人はメール下さい。

追記・引き取り手見つかりました。多謝。

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2005年10月20日 (木)

「談志の遺言2005」放送日です。

 「談志の遺言2005」(TBSラジオ系)の放送日です。今夜の放送は「談志・圓蔵」のかけあいが目玉です。ご両人、近来の傑作です。 ぜひ録音して下さい。 この番組、TBSがナイターで休止の時でも、ネット局だけで放送があったり、TBS版とネット版の編集がちがったり、 なかなかマニア向けの仕様(?)です。よろしくです。

 「談志の遺言2005」TBSラジオ 毎週木曜日 21時~22時 放送

   http://www.tbs.co.jp/radio/format/danshi.html

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