« 2007年4月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年5月18日 (金)

三宅近成「釣狐」予告

和泉流、三宅近成「釣狐」のチラシを貰った。野村万作の猟師というのがさぞよかろうと思う。わたしが見た野村萬の役で、 最上のひとつが「釣狐」の猟師だった。(シテは又三郎)

ukonkitsune

ukon158

三宅右近は、友枝さんの会で安宅の強力を勤めたのが印象に残っている。配役を見たときは、なせ右近? と思ったのだが適材適所で結果面白かった。

この会はぜひ行こう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 7日 (月)

スーパーペーパーマリオの世界観について

連休中はwiiのスーパーペーパーマリオをそこそこ
やりましたが。(といってもまだワールド4ですが)

このゲームの世界観は久々に面白い!

以下、ペーパーマリオをすでにやっているひとにとっては
かったるい説明ですが。
そもそも。
テレビゲームというものは二次元視点を基本にした
ものだった。お古い話で恐縮だが「ドンキーコング」も
「ディグダグ」も「クレイジークライマー」も
「ロードランナー」も視点はつねに固定(真横というのが多かった。「ゼビウス」などは真上。「ドルアーガ」は真上視点だがキャラは「真横」 になる)され、キャラは背景の「手前」で
動くのが原則。

これは70年代、80年代のハードウエアのスペックに
由来していたわけだが、「スペックが低いから」という
理由の他に「日本人は平面構成が好き」という指摘も
ある。私は後者の理由が大きいと思っている。

確かにアメリカ製のアーケードゲームを見ても
ATARIの「マーブルマッドネス」や「ガントレット」
は立体構図を志向していた。
(日本でも「レーシングゲーム」は立体構成が主流に
なっていった。ただしレーシングゲームは「現実」の
ドライブを画面上に「再現」する要素が大きく、ひとつの
世界観を提示するゲームとは立ち位置が違う)

で。
昔のゲームでは
「ゼビウスで自分機と敵機は必ず同じ高さに飛んでるの?」
「パックランドで自分は前後・上下には逃げられるのになぜ手前や奥には逃げられないの?」
っていう質問はナシだった。
「そういう世界なんだよ(野暮言うなよ)」という理由で。

時代変わって。
2000年代以降のゲームは、ハードのスペックが向上した
こともあって、いとも簡単に3D視点を構成することが
可能になった。

が。
3D視点ゲームというのはなかなか成功しない。
その理由は
①移動の自由度がありすぎて操作が難しい
②日本人のゲーム観になじまない
というのが大きく
③3Dによってゲームの世界観がかえって作りにくい
という結果を招いてしまう。
(このへんはプレイヤーの世代・好みによってもいろいろだとは思うが)

そんななか。
今回のwii版「ペーパーマリオ」は面白い仕組みを提示して
くれた。
基本画面は昔のマリオと同じ「平面」。
そしてプレイヤーの任意によって一定時間だけ同じ
画面を「3D」視点で見ることが出来る。
(この視点は「平面視点」の直角の角度)

そして!
この「3D」視点から見える世界というのが・・・
わかりやすくいうと
「舞台の袖から見た大道具」の世界なのである。

 oodougu11

学芸会の光景なんかを覆いだして欲しいが、客席から
見ると「木」や「お城」や「生け垣」に見える大道具も
舞台袖(横側)から見ると、ただのベニア板で、まったく
厚みがないじゃないですか。

「それ」をこのペーパーマリオではやっているのです。

平面上(客席からの視点)では立派なお城や階段に
見えていたものが横から見ると「ただの書き割り」。
(もちろんその書き割りの背後にアイテムが隠されていたり
いろいろな仕掛けがあるのだけど)

「この仕組み」をわざわざ提示しちゃう世界観はすごいと
思う。
普通のクリエイターだったら「横から見ても立派なマリオの世界」をつくるはずなのに、そうなっていない。

そして、それが少しも貧しくない。
「書き割り」を「立派なお城」に見立てる面白さ、みたいな
ものが世界観としてきっちりある。
(ちなみに書き割りも、舞台セットと同じく、二重、三重で、遠くの書き割りに出現したキャラクターは「遠見」になる)

このゲーム、欧米ではどう受け止められるのか、とても
興味がある。
演劇分野において、ヨーロッパでは遠近法を駆使した舞台美術が発達し、 日本ではそれが育たなかった=日本人の感覚に合わなかった ということも思い出す。

もっと書きたいこともあったが長くなったので
また改めて。

youtubeのペーパーマリオ
http://www.youtube.com/watch?v=uNO2EKItGO0&mode=related&search=

ペーパーマリオ公式(動画あり)
http://www.nintendo.co.jp/wii/r8pj/index.html?promo

| | コメント (0) | トラックバック (3)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年7月 »