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2009年4月29日 (水)

「定本・アニメーションのギャグ世界」ついに刊行!!

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お待たせしました!    

森卓也著「アニメーションのギャグ世界」が増補改訂され「定本」として刊行されました。

1978年の奇想天外社版から実に30年ぶりの「復活」です。

「アニメーションのギャグ世界」を再び世に送りたいという思いはずっと以前からありましたが具体的に動き出したのは2007年からでした。

著者である森卓也さんの同意を得るのと同時に付き合いのある出版社に企画を持ち込み、アスペクト社の編集者・千田麻利子さんに賛同をいただき、復刊計画はスタートしました。

増補する未収録原稿の選定、書き下ろし原稿の依頼など、編集作業に入ったのは2008年前半から。

著者・森卓也氏自身による旧版の改稿、書き下ろしによる「オールタイム・アニメショーン作品50選」「ベルヴィル・ランデブー論」の執筆など作業は進みました。また、文中で論じられている作品に対応した豊富な図版をセレクトし、掲載しました。図版があることで、そのギャグが画面上で「実際どうなっているのか」がわかりやすくなっています。

そして、平野甲賀さんに素晴らしい装丁をほどこしていただき、名著は再び世に問われることになりました。

(私は「企画者」としてクレジットされています)

はじめて「アニメーションのギャグ世界」を読む方。あなたは幸せな人です。

笑いと悪夢と驚愕の世界にひたすら溺れることが出来るでしょう。

78年版の「アニメーションのギャグ世界」を読み、再び本書を手にしたあなた。あなたも幸せな人です。

「定本」には森卓也氏自身による増補改訂がなされています。78年には存命だったTexAveryも2009年にはもうこの世の者ではありません。

森卓也氏による「加筆」は「30年」の茫々とした時の流れを感じさせます。しかし、その一方で、作者が滅びようと、封切りを映画館で喝采した観客が世を去 ろうと、フィルムが残る限り作品は不滅であることが実感されるでしょう。。今回の「定本」版で、Averyの、チャックの、キンボールの、ハナ・バーベラの作品たちはますます輝きをま しています。

これはおそろしい本です!!

「定本・アニメーションのギャグ世界」をぜひ手にとって、「笑い」について書かれた最高の文章を堪能してください。
ただしそれで人生を踏み外しても責任は持てません。
            
    松本尚久 (2009.04.28)
            

            
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 で「アニメーションのギャグ世界」を購入。
            

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